病因と症状
咽喉にある甲状腺が大きくなり、そこから産生されるホルモンが過剰になる病気です。人ではバセドウ氏病として知られています。大きくなる原因はよくわかっていません。なる猫の殆どは10歳以上ですが、4歳でなる猫もいます。
代表的な症状として、攻撃性が強くなる、多食、体重減少、尿量増加や咽喉が渇く(多尿多渇)、高血圧や心臓病の併発があります。
診断方法と治療
高齢で食欲あるのに痩せていて心臓病がある猫はこの病気が疑われ、検査をします。
治療法として、手術により部分的に切除するか内服薬によりホルモン産生を抑えるかのどちらかになります。どの方法でも危険性(手術は麻酔、内服薬は副作用)があるので、慎重に治療していかなければなりません。