第19回「恐怖症 その2」
2007/09/03
明けましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。
2007年は、ワンちゃんネコちゃんにとってどのような年になるのでしょうか?
また、今年も健康第一で過ごせたらいいですね。4月からは、フィラリアと狂犬病予防注射の時期にお会いできるのを楽しみにしています。
さて、新年最初のテーマは前回に続き「恐怖症」です。
皆さんのワンちゃんは、お客様が家に訪問された時や散歩中に、吠えたり噛んだり、あるいは逃げてしまう事はありませんか?また、人に接するのは大丈夫だけれど、他のワンちゃんネコちゃんには、恐がるという子もいるのではないでしょうか。
その原因は様々なのですが、テリトリー本能や社交性の有無、新しい場所で初めて会った人間との過去の経験などに基づいて決まります。また他のワンちゃんネコちゃんとの接触のない子は、出会いが「恐れ」として表れることが多いようです。
では、そのような事が起こらないようにするにはどのようにすればいいのでしょうか?
1番望ましいのは、子犬の時期に公園などに連れて行き、多くの人やワンちゃんに
触れさせるのがいいと思います。子犬の時期は体の成長はもちろん、心の成長つまりは、「社会化の時期」でもあります。この時期に多くの人をはじめ、ワン ちゃんネコちゃんにふれさせておけば、社会性を身につけることができ、将来その経験を生かしていくことできるでしょう。もちろん初年度のワクチンの接種が 完了してから連れて行ってくださいね。大人のワンちゃんの場合は、急に人の集まる場所に行くと、よりいっそう恐がるかもしれませんので、近所のワンちゃん と散歩中にすれ違うとか、家にいろいろな人を迎え入れるなどして少しずつ慣れさせるといいかもしれません。根気強く、ゆっくりと行ってください。また、触 る人は、いきなりではなく、ワンちゃんにその人の匂いを嗅がせるだけ、という気持ちで触ってください。外に出かける時は飼い主さんが見守り、飼い主さんの 傍にいれば安心できると教えることも大切です。
by。 ZEEP