ご存知ですか?
3歳以上の犬猫の約80%が歯周病にかかっています。もしかするとわんちゃんの口臭がひどいのは、歯石がこびりついて歯周病になっていることが原因かもしれません!
歯周病を防ぐには予防をすることが重要です。今回は予防に有効な「ブラッシング」についてご紹介いたします。歯をブラッシングして健康な歯を手に入れましょう!
ブラッシングの方法
歯肉部は毛先が細い歯ブラシで優しく歯周ポケットに空気を送り込むようにブラッシングします。歯冠部は毛先の太い歯ブラシで力強くブラッシングします。
ブラッシングの頻度
6~24時間で歯垢が、3~5日で歯石が形成されます。3日に一度でも歯の健康維持は可能ですが、なるべく毎食後ブラッシングしましょう。
ブラッシングの基本方針
ブラッシングを楽しい習慣にすることが重要です。
わんちゃん、ねこちゃんが喜ぶイベント(散歩や食餌など)の直前に行い、歯ブラシをみたら喜ぶような条件反射をつけるとよいでしょう。
嫌がることはせず、始めからブラッシングを長く行ったり、無理やり口を開けたりしないようにします。
ブラッシングをさせてくれない場合は、怒らずにイベントやご褒美を中止します。
嫌がることを強制すると、その後ブラッシングをさせてくれなくなるので、いったん中止した後はしばらく経ってから、再度簡単なことから行います。
歯の内部構造
ひとつのステップに数週間かけてもよいですが、毎日のように続けることが重要です。
STEP1
口に触ることに慣らします。口を開けずに唇をめくったり、触るだけにとどめて、すぐに褒めます。
STEP2
歯に触ることに慣らします。指に好物の味をつけて歯に触ります。
STEP3
歯ブラシに慣らします。歯ブラシやぬれたガーゼで少しずつ歯に触ります。好物をつけてなめさせてもよいでしょう。
STEP4
ブラッシングに慣らします。ブラッシングしやすい歯から行い、徐々に全体の歯をブラッシングします。ブラッシングの時間も徐々に増やしていきます。
歯と歯肉の境目に対して45度程度の角度を付けて、前後にブラッシングします。
STEP5
より進んだブラッシングをします。口を開け、歯の内側もブラッシングしてみます。