第27回「爪の管理」
2007/09/23
9月に入り暑さも和らぐと思っていましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
今年の夏は非常に暑かったこともあり、ノミとダニでご来院される方が例年以上に多かったです。まだノミやダニの活動期ですので予防してくださいね。
ここでお知らせがあります。病院ではエコバックの配布を始めました。フードやお薬など病院で受け取る物を入れるのに最適です。ご希望の方は、受付で受け取ってくださいね。
さて今回のテーマは「爪の管理」です。ワンちゃんの場合、散歩に行かれる方はアスフャルトで爪が削れるから爪切りをしなくても大丈夫という子もいますが、 ワンちゃんの爪で唯一削れない部分があります。それは、狼そう(前肢にあります。後肢にもある子もいます)といわれる部分で人間の親指の爪にあたります。 散歩に連れて行く方でもワンちゃんの狼そうをチェックしてみてくださいね。また散歩に行かれない方、また、伸びたままにしている方は、定期的に爪を切って あげてください。伸びたままにしていると爪が自分の肉球に刺さることもあります。
ネコちゃんの場合は自分で爪を研いで鋭くしてしまう傾向があり ます。鋭い爪は、飼い主さんの洋服やソファーを破いてしまうこともあります。爪を研ぐという行動は本能に基づくものです。ネコは本来狩りをする動物であ り、爪研ぎは武器である爪を鋭くするための手入れなのです。
ネコちゃんの爪切りをせず、爪研ぎをさせていると飼い主さんが思わぬ怪我をすることも あります。現在の家猫といわれるネコちゃんは家族からご飯をもらえるので、狩りをする必要はありませんので、爪を切ってあげた方がいいと思います。(爪を 切ったからといって爪研ぎをやめるとは必ずしも言えないですけど…。)
お家で爪切りがどうしてもできないという方は、病院でも爪切りはできますので、相談してください。
by。 ZEPP