第22回「触られるのを嫌がるイヌ」
2007/09/03
桜がきれいに咲く季節になりましたね。皆さんはどこの桜が一番好きですか?(個人的には岐阜県の1本桜を観てみたいです)また、この桜の咲く期間はお散歩が楽しくなりますよ。
さて今回のテーマは「触られるのを嫌がるイヌ」です。
イ ヌが飼い主に触られるのを嫌がる最も一般的な理由は、「優位性攻撃」です。(優位性攻撃とは飼い主よりもワンちゃんの方の順位が上であり、攻撃をしてしま うとことです。)飼い主に頭や背中を撫でられると、立ち去ったり、飼い主の腕に足先を置いたりして抵抗します。このような徴候が進むと、うなり声など、 もっとはっきりした攻撃性の行動を示すようになります。
触られるのを嫌がるのではなく、喜ぶように変えてあげなくてはなりません。この問題の一番の解決方法は、「悪い反応を誘発するパターンを繰り返さないこと」です。
例えば、眠っている邪魔をされ、うなってしまうのであれば優しく声をかけて起こします。
ま た、触られるのを嫌がり、逃げてしまう子には、すぐに近づかないようにしてその代わりに、ワンちゃんから近づいてくれるようにします。その一つの方法は、 食事の時間に食器を持ってワンちゃんを呼び、一切触れないようにします。ワンちゃんが飼い主さんと「いいこと」(ex食べ物)とを関連づけるようになって きたら、食事中に軽く短く撫でてみます。そこまで訓練できると日常でも撫でさせてくれると思います。
飼い主とワンちゃんの順位が入れ替わっているので、ワンちゃんの順位が一番下なのだと教えることが重要です。時間はかかりますし、もちろん根気がいる訓練ですが、その中で良い信頼関係を築いてください。
by。 ZEPP